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上下階で2世帯が暮らす家 / 帯広市 Aさま
帯広市のAさま邸は、ご両親とご夫婦の妹さんの3人+愛犬が1階に、ご夫婦とお子さま2人の子世帯が2階で暮らす2世帯住宅です。玄関を別々に設け、上下階で生活スペースを分けた完全分離型になっています。
設計担当「敷地64坪の両親が生活していた住宅を取り壊し、二世帯住宅を建てました。用途の制限が最もきつい第一種低層地域ですので、限られた最大限の床面積が約38坪!そこに二世帯!近年、土地代金の高騰でなかなか良い土地も取得できず、ご両親様の住宅も老朽化してきていたので、二世帯住宅への建て替えとなりました」。
2世帯としてはコンパクトな建物なので、洗濯物を干したり、外の空気を吸うなど、便利で暮らしに彩りをもたらすバルコニーを提案しています。バルコニーの柵がサークルの役目を果たし、愛犬を遊ばせるのにもちょうど良いとご好評をいただいています。
こちらは1階親世帯のLDK。キッチン横には引き戸の付いた大型収納もあり、スッキリとした空間が保てそうです。奥に見えるのはご両親の寝室。仏間や収納も完備しています。
大きな窓のおかげで、リビングは14畳とは思えない、広さと開放感が生まれました。
2階子供世帯のLDK。明るい色味の木目調で統一した、ナチュラルモダンな雰囲気です。空間をゆったりと使うため、ダイニングテーブルは置かず、キッチンにはカウンターを造作しています。食事はもちろん、お子さんのスタディースペースとしても重宝しそうです。
お子さまの個室にはうんていを造作しています。室内にこもりがちな冬でも、お子さまがのびのびと遊べる環境です。
設計担当から
「20年程前は二世帯住宅の建設が盛んでしたが、単世帯住宅に移行して数年、家族構成の変化で再び二世帯住宅の問い合わせが増えております。固定資産税、光熱費などのランニングコスト、また、女性の社会進出に伴う子育て支援・・・・二世帯住宅の環境で互いに助け合い、喜び合い、『楽しい子育て、うれしい老後』の生活を十分に味わって欲しいと願います」。この御住宅の設計で多世帯の住宅の設計が楽しくなりました。
2019年2月
建築概要
1階床面積 64.17平方メートル(19.37坪)
2階床面積 62.56平方メートル(18.88坪)
延床面積 126.73平方メートル(38.25坪)+蔵1.2坪
敷地面積 211.52平方メートル(63.98坪)
断熱仕様
基礎断熱 スタイロフォーム 外)75ミリ 内)30ミリ打込
壁断熱 HGW140ミリ+SF50ミリ
天井断熱 ブローイング400ミリ
間仕切壁 サンGW 90ミリ
開口部
窓 YKKAP LOWEペア&トリプル
玄関ドア YKKAPヴェナード