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三世帯同居の大家族が暮らす家 / 帯広市 Nさま

帯広市のNさまのお宅は、それまで独立して暮らしていた親世帯、おじ世帯、子世帯の3世帯が同居することになり、3世帯が暮らせる住まいを希望されていました。用途地域の関係で約42坪の延床面積(+4坪の蔵)と、3世帯にしてはコンパクトな大きさの中に、快適に暮らす工夫をつめ込み、お孫さんの成長を家族が見守る笑顔あふれる暮らしを実現されました。

こちらは1階の親世帯。対面式のキッチンとリビング・ダイニングが兼用のLDKです。大きな窓が開放感を演出。それとは別に、外に出られる窓も付けています。このほかご夫婦の寝室も用意していて、ユーティリティーと浴室は将来的に同居する予定のおじ世帯と共有で使います。

親世帯と玄関ホールを挟んで配置されたもう一つの世帯は14畳大のワンルームです。ミニキッチンとトイレも付いています。特にトイレは就寝時にも便利。このほか先祖代々のお仏壇を収めるコーナーや、クローゼットも完備しています。

2階子世帯は3LDKに6.6畳大の蔵が付いています。写真は6.8畳の洋室から出入りできる天井が低めに設定された蔵の内部。蔵は固定資産税に加算されないメリットもあり、これだけの広さが確保できると、収納スペースとして重宝しそうです。

設計担当から

「ここ数年、二世帯住宅のご要望が増えております。N様ご家族は親世帯、子世帯と独立して生活しておりましたが、急遽、同居するようになりました。急なことでしたので、狭く感じながらも、久しぶりに同居できる楽しさもありましたが、お孫さんの成長と共に、もう少し広々としたご住宅を考えるようになりました。南向きで静かな住宅地の土地とご近所に恵まれ、とても気に入っておりました。

用途地域の関係でこの大きさの住宅が限度となりましたが、少し狭くても我が家での生活、笑い声が聞こえたり、とても心地が良いですね。1階のもう1つの世帯は将来的に構想があります。この住宅から年号と共に新たなスタートになります。末永く楽しくお暮しいただける住宅です。固定資産税には加算されない収納スペース、『蔵』も魅力です」。

2019年12月
建築概要
1階床面積 76.88平方メートル(23.20坪)
2階床面積 61.02平方メートル(18.42坪)
延床面積  137.90平方メートル(41.63坪)+蔵4坪
敷地面積  231.40平方メートル(70.00坪)

断熱仕様 
基礎断熱 スタイロフォーム 外)75ミリ 内)30ミリ打込
壁断熱 HGW140ミリ+SF50ミリ
天井断熱 ブローイング400ミリ
間仕切壁 サンGW 90ミリ

開口部 
窓 YKKAP LOWE
玄関ドア YKKAPヴェナード

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