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キッチンやステンドグラスで好みを叶えた農家住宅/帯広市Iさま

今回、取材撮影にご協力いただいたのは、帯広市のIさまです。ありがとうございます。

現在は別の業種で働くご主人が、家業である農業を継ぐことを念頭に建てました。小さなお子さんを育てながら、それぞれの時間も大切にするご夫婦の家づくりをご紹介します。

外壁はベージュの塗り壁、ポーチは上部をアーチ壁に仕上げました。左側のドアは「玄関に汚れを持ち込まないように」と造った勝手口です。

玄関隣には大きなシューズクローク兼収納を設けました。勝手口の扉があるのも収納の中。スロップシンクで汚れ物を洗えるようになっています。

玄関ホールとLDKの間にはステンドグラスの室内窓を付けました。これは帯広市の「グラスアート工房ビショー」にオーダーしたオリジナルデザインのもの。繊細な模様がきらめく奥様のお気に入りです。

LDKは5m超の吹き抜けで開放感抜群。ドアと造作のテレビ台はネイビーカラーで揃えました。高窓には電動のロールスクリーンを取り付け、日光の取り入れが簡単に調節できるようになっています。

LDKの一角にはキッズスペースも。

キッチンは「綺麗な状態を保ちたくなるように」と、立ち上がりをつけずフラットなスタイルにしました。

キッチン右側にあるデスクスペースにはアールの垂れ壁、内側には棚を造りました。絶妙な籠もり感とカントリー風の雰囲気が素敵です。

食器棚の色はリビングのインテリアに合わせたネイビーを選択。統一感のあるLDKに仕上げました。

収納が多いのもI邸の特徴です。キッチン横のパントリー(写真左)はキッチン家電なども入る大容量タイプ。右側に見えるドアは保冷庫のもので、野菜の保存などに活躍しています。

ファミリークローゼット(写真右)はLDKと脱衣・洗濯室とをつなぐ動線上に配置し、家事もスムーズ。

こちらは造作で仕上げた洗面台。水はね防止という実用性とデザインの間で悩んだというタイルの高さは、職人さんに現物をあててもらいながら工事中の現場で決めました。

トイレの照明はステンドグラスをオーダーした工房で購入したものです。「元々は卓上ランプの形だったものをペンダントタイプに作り変えてもらいました。実はこの家のステンドグラスをオーダーしたことをきっかけに、教室にも通い始めたんですよ」

ステンドグラスの作業は二階の洋室でゆったりと。お子さんの成長後はキッチン横のデスクスペースがステンドグラスコーナーになる予定です。

こちらはご主人の書斎です。電気関係の専門知識をもつご主人は、趣味として競技用レースカーの配線設計をしています。「せっかくできるんだから、やらなきゃもったいないよ」と勧めたのは奥様だとか。お互いの時間を尊重するための大切な空間です。

家づくりについてお話を伺いました。

――住宅会社選びについて

ご近所の方や友人が何人かイゼンホームで建てているので噂には聞いていたんです。実際に公開住宅へ行った時の第一印象は「性能の良さ」。真冬でしたが、一歩家に入った瞬間からとても暖かかったんです。冷える場所や暑すぎる場所がなく、均一な温度なのがいいなと感じました。雰囲気も良く、見学が終わる頃には「こんな家を建てたい」と心が決まっていました。

――家づくりはどのように進めましたか?

インテリアはInstagramなどを参考に雰囲気を決めていきましたが、逆に情報が多すぎて気持ちが定まらなくなった時期も。細かい部分は時間をかけて検討しました。棚の高さやガラリの位置など、図面では分かりづらい部分は現場で大工さんと相談して決め、イメージ通りに仕上げることができました。

――予算と要望の兼ね合いは。

まずは「これやりたい!」を全部中村さんに伝え、どれくらいの金額になるのかを出してもらいました。そうしたら色々と大変な要望もお願いしたつもりが、思いの外リーズナブルな金額が返ってきて……。イゼンさんが頑張ってくれたのだと思いますが、削ったのは室内ドアくらい。諦めたものはほとんどありませんでした。

――住み心地について教えてください。

まずは室内がとても快適です! 夏はエアコンのドライ運転だけで家中涼しく保てましたし、家の中に温度のムラがないのも見学会で体験したとおりですね。広くて使いやすいキッチン、たっぷりある収納、二階ホールから眺める高窓からの景色……気に入っている点は挙げきれないくらいです。要望をたくさん聞いてもらい、叶えてもらって、夫婦ともに満足できる家づくりになったと思います。

写真 Commercial Photo / Movie  SWITCH

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